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渋谷のダイニングバー、ローディの店主の日記です

映画少年だった頃


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先日、お客様とカウンター越しでお話していたとき
「スクリーンに流している映画のセレクトは誰の趣味ですか?」
と訊かれました。
もちろん、僕が選んでいるんですが、自分なりに選択基準があります。
マニアックすぎないこと
夜のシーンや暗い場面が少ないこと
暴力やエログロシーンの無いこと


自分の趣味に偏り過ぎていて、マニアックな「知る人ぞ知る」的な映画は
どうもなー、、と思います。もっとメジャー指向でありたい!この辺も
センスを問われる部分です。
夜のシーンや暗いシーンはどうしてもスクリーン映えが良くなくて、駄目です。
ブラウン管と違い、スクリーン自身が発光するわけではないので見栄えが
いまいちなんです。
暴力やエログロ、は凄い難しいところです。芸術的で趣味のいい映画でも
一瞬の暴力シーンだけで、悪く思われてしまう。残念だけどしょうがない。
やっぱり不特定多数の人が集まるお店なので、一人でも嫌な気分にさせては
いけないと思います。
例えば、ジャックニコルソン主演の「カッコーの巣の上で」なんてアカデミー賞独占の
名作ですが、やはりラスト前に暴力シーンがあります。その一瞬だけをとらえると
やっぱりパブリックな場所にはふさわしくないということになります。
それはさておき、、、
一番集中して映画を観ていたのは小学校4年から6年生にかけての3年間でした。
ちょうど、転校して新しい環境に馴染めなかったり、スポーツも苦手だったので、
映画が趣味の少年になったわけです。
当時、近所の二子玉川に二子東急シネマという小さなB級映画館がありました。
2本立ての洋画専門です。
ある週はアクション映画特集で、スティーブマックィーンとジャッキーチェンが
同時上映だったりしました。今考えるとかなりごういんな組み合わせですが、
とにかく楽しみでしょうがなかった。
入場料は確か、子供300円だったと思います。朝からおにぎり持って
水筒にゲータレード凍らせて、一番前の席で小学生が観ているわけです。
気に入った映画は何回も繰り返し観ました。小学生は暇なもんで。
一本目がハリソンフォード主演の「ブレードランナー」、2本目が「オーメン3」
なんて組み合わせだと大変です。ブレードランナーを1本目、3本目、5本目と
三回観る間に、オーメンを2回挟まないといけない。今だったら絶対しないけれど
当時は夢中で観てました。
中学に入ると、洋楽の洗礼を受けて、映画への興味を失っていくわけですが
小学生のくせにずいぶんマセていたなあと思います。アガサクリスティや
アラビアのロレンスを観た翌週がマッドマックスとポルターガイストだったりして、、、
当時の原体験がローディにつながっている、という部分もあると思います。

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